コラム襖 張替

2024.3.1

越前の手漉きの襖紙 和紙の繊維がしっかりとしたそれでいて優しい雰囲気の紙、それを生かす為に、楮の手漉き和紙で4枚重ね、5枚重ねと何重も下張りで支える。袋張り、ベタ張り、2回ずつ繰り返すことで上張り紙(ここでは手漉き襖紙)がふんわりと柔らかい仕上がりになります。写真ではわかりにくいのが残念です。なかなかこれだけ下張りをするお仕事は襖では(屏風は8回下張り)珍しいです。

これほどの良い仕事をさせていただいたお客様に感謝しております

襖張りの工程(新調)                
 襖張替の工程

1 骨縛り→ 2 胴張り→ 3 蓑かけ→ 4 蓑縛り→ 
5 浮かけ→ 6 浮縛り→ 7 上張り


仏間  
間境(8枚続き)

手漉き和紙の繊維が見えます。
襖の引手はアカ(銅製)に
黒の焼付塗装。

襖の骨下地に最初の下張り(骨縛り)をしたところ

4枚重ね(蓑縛り)が終わったところ。 この後、浮き張り(袋張り)をして、うわはりに

コラム座敷の文化について

2022.1.5

座敷の文化 襖、障子の張替えなら、名古屋の奥村要月堂

花や書画が飾られた床の間や違棚、付書院を備えた畳敷の部屋、すなわち「座敷」という、典型的な和風の生活空間は、室町時代後期に成立します。

日本住宅史上において、中世が画期とされるのは、特定の機能をもつ室空間がはじめて独立をし、さらには建築として独立した点と伝えられ、
その機能とは集会、あるいは接客という事であり、武家を中心とした社会における社交の場として成立する会所に典型を見出すといわれております。

コラムダイアモンドアート展

2021.5.31

ダイヤモンドアート展には沢山の人に来ていただき
ありがとうございました。

今回出展した作品の写真です。


また、来年も展覧会を開催しますのでよろしくお願いします。

障子、襖の張替え、名古屋、奥村要月堂

コラム障子張りについて

2021.5.31

和室には欠かすことのできない障子。
張り替えたばかりのパリッとした障子はお部屋の空気も引き締まるようで気持ちがいいものです。
ご自分で障子張りをした経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私たち表具師の仕事として、障子の張替えがありますが、ご自分で張り替えた場合と表具師が張り替えた場合にどのような違いがあるのでしょう。

実は、次回張り替える際の「めくりやすさ」に大きな差が出てくるのです。
表具師は常に修復することを考えて作業を行っています。
障子の張替えの時にめくりやすくなるよう、絶妙な糊加減に調整しているのです。
職人の経験によって障子の状態や使用する紙との相性などを考えて糊の濃さを調整するため、マニュアルはありません。
普段ご自分で張り替えている方も一度表具師に依頼してみてください。
張り替える時に、その違いが実感できることと思います。

障子、襖の張替え、名古屋、奥村要月堂

コラム表具師という仕事

2021.5.31

「表具師」という仕事についてどのような印象をお持ちでしょうか。
あまりピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
表具師は、襖や屛風、掛軸など、裂(きれ)や紙を用いて仕立てる「表具」を扱う職業です。

その歴史は平安時代からあるといわれる日本の伝統的な職業なのです。
生活様式が変化する中で和室は減ってきていますが、襖や障子のすぐれた機能やデザインは新たな注目を集めています。

奥村要月堂では、伝統的な仕立てのみにこだわらず、新しい感覚の創作的な表具の提案も行うことで、より多くの方に表具のすばらしさを伝えたいと考えています。

障子、襖の張替え、名古屋、奥村要月堂

お気軽にお電話ください。
即対応させていただきます。

Tel.052-783-0661

[営業時間]9:00~18:00 [定休日]不定休